「Surfer’s Interview #01」箱崎 正敏 2019.3.26 | COLUMN

こんにちは!人事/広報アシスタントの高橋です!

先日の広報日記(仮)で発表していた、新企画「Surfer’s Interview」の第1弾が完成しました!

この企画では、northshoreで働くSurferに仕事やパーソナルな部分をお伺いし、
northshoreではどんな人がどんな想いで働いているのか、皆さんにより深く知っていただこうと思っています!

記念すべき第1弾は、設立当初からのnorthshoreを知る「Mr. northshore」と言っても過言ではないこの方。
クリエイティブ部門のマネージャーであり、アートディレクターそして、
クリエイティブディレクターとしても活躍する「箱さん」こと箱崎正敏さんにインタビューしました!

northshoreは、異常なほどクリエイティブすることを楽しんでいたところが新鮮でした。

northshoreは、異常なほどクリエイティブすることを楽しんでいたところが新鮮でした。

ー箱さんがnorthshoreへ入社したきっかけは何だったんですか?

実は、前職で石井さん(northshore代表)と一緒だったんですよ。
僕がまだデザイナーで、石井さんはCMディレクターでした。
その後、何年か経ち、CMディレクターとして独立した石井さんから誘われてジョインしました。
今振り返ると、前職でもそれほど一緒に仕事をしたこともなかったし、もっと仲の良いグラフィックデザイナーの人いたんじゃないかな。
なんで僕が誘われたのか、実は今だによくわかってないです(笑)。


―誘われた時は結構悩みましたか?

そうですね。
当時はnorthshoreの社員って、石井さん含めてたしか3人くらいだったので(笑)。

たまたま、オフィスに遊びに行く機会があって、そこで口説かれました。
「いつ来るの?来週?再来週?」って自分の両サイドを社員に囲まれて「今度ここのマンションに引っ越すからさ!」って、
ずっとタワーマンションのプロモ動画を繰り返し見せられてました(笑)。


―熱心に口説かれたんですね(笑)。そんな経緯もありつつ正式に入社されて、一番衝撃的だった出来事を教えていただけますか?

衝撃的なことは数え切れないくらいありましたが、なかなか言えないことも多いのでやめときます(笑)。
新鮮だった部分でいうと、その当時ちょっと忙しさもあって、クリエイティブという仕事を自分があまり楽しめていない時期で、
northshoreは、異常なほどクリエイティブすることを楽しんでいたところが新鮮でした。異常です(笑)。
1本の動画を作るにしても、職種関係なく、毎日朝まで意見を出し合って仕上げるなんてことも日常茶飯事でした。
何日も徹夜して、寝不足で意識朦朧の中でも「ああ、納得できるまで粘れてHappyだね。」なんて言いながら、少しの仮眠をして次の仕事に向かう日々でした(笑)。

一番誇れる部分は、「全ての人が公平にチャレンジできる環境」

一番誇れる部分は、「全ての人が公平にチャレンジできる環境」

―ここからは「マネージャー:箱さん」に伺いますね。今目指している、クリエイティブ部門の組織作りについて教えてください。

以前と比べて、クリエイターの置かれている環境も大きく変わりました。
主な課題はどこの企業もそうだと思いますが、「クリエイティビティ」と「効率」の両立だと思っています。

自分たちの世代以前は、「良いクリエイティブを生み出す」ことだけを考えていれば、基本的にはうまく回っていたと思います。
むしろ時間を気にして「効率的」にクリエイティブをするなんてことは考えられませんでした。
ただ、現在はクリエイティブに関わる人材もさまざまだし、働き方もさまざま。
一緒くたにくくれないクリエイター達をどうやってまとめて、どうやって成果を最大化するのか、それがここ数年の課題でした。
過程として「クリエイティビティ」と「効率」どちらを優先するか、などのナンセンスな議論もありました(笑)。
そんな中で昨年1年間、同僚や他社の同様の立場の方と、セミナーなどで意見交換をすることで、自分なりに結論を見いだすことができました。

それはまず、当たり前ですが「クリエイティビティの向上を主」とするということ。
そしてそのために「公平性」と「正直さ」という、普遍的な2つを組織の中に浸透させることが重要だと考えています。
クリエイティビティ向上が重要なのはいわずもがなですが、「公平性」「正直さ」とはどういうことか。

頑張っている人をちゃんと見逃さない、結果を出した人をキチンと評価する組織にする

頑張っている人をちゃんと見逃さない、結果を出した人をキチンと評価する組織にする

まず「公平性」ですが、そもそもnorthshoreという会社の一番誇れる部分は「全ての人が公平にチャレンジできる環境」であること。
それは、実は簡単に継続できるものではなくて、会社が欲を出しすぎて大きな利益を追求しすぎたり、
マネージャーが楽をしようとすると、やはり「結果が読める人」を中心に考えるようになってしまうんですよね。
ただ、それでは新しい人材は育たないし、埋もれてしまう個性や才能が出てくる。
それはとても危険ですし、最終的にはクリエイターのモチベーションを下げてしまいます。
ですから頑張っている人をちゃんと見逃さない、結果を出した人をキチンと評価する組織にすることが、
全体的な向上につながると思いますし、間違った方向に行かないよう「公平性」のメンテナンスを常に心がけるようにしています。

「正直さ」については、結局のところ「クリエイティビティの向上を主とする」ことは変わらないので、
この実現を大きく無視した効率化は必要ないと考えました。
すごくシンプルに、
「優れたクリエイティブ」のために、最低必要な時間は「正直に」要求する。
「優れたクリエイティブ」のために、最低必要なコストは「正直に」要求する。
ただし、「クオリティの責任」を守るための適正なものに限る。
それ以上の効率化をしなければ成り立たない状態は、
「クリエイティビティの向上を主とする」を無視していますし、どこかで破綻してしまうという考えです。

以上の2点が実現できれば、組織のベースはできてるのではないかと思っていますし、
結論は所属のクリエイターたちが「あとは自分の頑張り次第だな!」と感じてもらうことだと思います。
そのクリエイターのモチベーションが、将来の組織が生み出せる結果につながると思っています。


―northshoreのクリエイターにどんなことを期待していますか?

northshoreにはすごく真面目で、クライアント想いのクリエイターが多いように感じます。
自分のわがままで通すのではなくて、クライアントと密に話をして、今、何が求められているか、
何をしたらクライアントのためになるかを真剣に考える人が多いので、そこは強みだと思っていいと思います。
とはいえ、真面目過ぎもダメなので、そこはクライアントのためという意識を持ちつつも、若い人にはもっと自分の個性を出して欲しいなと思います。
会社全体で人数も増えましたが、その分、部門を超えて若手をサポートしたいという
意識の強いベテランも多いので、失敗してもいいから安心してどんどんトライしてもらえたらと思います。


―これからnorthshoreには、どんな仲間が増えると嬉しいですか?

クリエイターとして社会に出て、少し苦労もして、「今の自分を変えたい」とか、「もっとできるはずだ」とか、
そういうところに欲求があって、それを実現するための場所を求めている人にとってはnorthshoreは良い場所だと思います。
何でもチャレンジできる環境だからこそ、自発的な欲求がないと埋もれちゃうかなと思うので、
新卒でも常に、そういった意思や欲求を持っている人がジョインしてくれると嬉しいです。

子育ては一番のクリエイティブだなって思います。

子育ては一番のクリエイティブだなって思います。

―それでは1つだけプライベートな質問をさせてください。今、一番波に乗っていること(マイブーム)は何ですか?

間違いなく子育てですね!(即答)


―待ってました(笑)

予想通りですみません(笑)


―今、何ヶ月ですか?

今、7ヶ月ですね。やっぱりいいですよ。
子育てを通して、自身も働くことに対しても価値観の変化を感じています。
もちろん時間の使い方は前より難しくなりましたが、その分、子育てが仕事に良い影響を与えてくれていると思います。
子育ては一番のクリエイティブだなって思います。
大変な思いをして産んでくれた奥さんにはもう感謝しかありません。

あとは、まだ構想中ですけど、働きながら子育てをするための仕組みや考え方とか、
子育て環境向上のための活動をしたいな、と思ってます。
northshoreでも当たり前に、子育てと仕事を安心して両立できる環境にするために取り組んでいきたいですね。


―ありがとうございます。用意していた質問は以上ですが、最後に箱さんからなにかありますか?

最近の広告は、デジタル化されて「効率化」が議論の主になってきている気がします。
いつのまにか主の目的が「効率化」になってたり(笑)。
それに個人でもアウトプットができるような環境も多いので、
会社に所属するデザイナーたちは結構大変なパートを背負わされているのに、なんとなく遠慮しがちな気がします。
でも自分はやっぱりクリエイティブの人間なので、まだまだクリエイティブを仕事にするって素敵なことだと思っています。

だからnorthshoteのクリエイティブのメンバーには、
素敵なものを世の中に出して、世の中の人が喜ぶことをやっていることに自信を持って欲しいですね。

もちろんデジタルも、ストラテジーも、その仕組みの部分もすごく大事で勉強しないといけないんだけど、
良いクリエイティブがないと、いくら計画が良くても、人の心が動かない。
そこに対しては、負い目を持たずに自信を持ってクリエイティブしてもらいたいと思っています。


―ありがとうございます。
最後に、このインタビューはリレー形式となっているので、次にバトンを渡したい方を決めていただいて、その方の印象を教えてください!

決めました!
その方は、責任感が強い方だなって思いますね。すごくnorthshoreのことを考えてくれている、自分より断然。(笑)


―その方に聞いてみたい質問を1つお願いします。

ご自身の今の仕事への想いを聞いてみたいですね。
その想いの中にも、northshoreの未来へのヒントがあるんじゃないかなと思っています。

インタビュー後記

第1弾の「Surfer’s Interview」、いかがでしたか?
この企画を始めるにあたり、第1弾は設立当初から現在までを知る箱さんにお話を伺いたいと思っていたので、念願叶って嬉しい限りです。
真剣に言葉を選びながら仕事や組織について話してくださる姿も素敵でしたが、
マイブームの子育てのお話では終始笑みが隠しきれず、幸せそうな様子が溢れ出ていました。

また、第2弾の方は誰なのか、楽しみにしていてくださいね!(インタビューする私が一番楽しみです!!)

そして、今回「Surfer’s Interview」を始めるにあたり、2019新卒の古川優美さんがロゴを作成してくれました!
2種類のロゴを依頼したのですが、わずか1週間(作業日数はもっと少なかったはず)で3パターンずつも作ってくださり、
そのどれもが本当に素晴らしく選ぶのに悩みました。
卒業式前の慌ただしいタイミングに本当にありがとうございました!そして、古川さんをフォローしてくれた西名さんもありがとうございました!

次回のSurfer’s Interviewもお楽しみに!


Written by 広報 高橋

<Photographer:レイチェル師匠&藤原さん>

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