お客さんにHappyを!関わる人をwin-winにつなげたあるプロジェクトとは!? 2016.9.30 | PROJECT

surfer's interview

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こんにちは!人事・広報のレイチェルことかどわきです。

このたび、ピエブックスのデザイン書籍『販促ツールのデザインと展開』に、

クリエイティブDiv.のクリエイターが携わったサーティワンアイスクリームの

2015年ハロウィンキャンペーンのプロジェクトが掲載されました。



そこで改めて当プロジェクトに携わったsurfer 2人に当時を振り返ってもらい、

インタビューをさせてもらいました。



写真右)チーフデザイナー:おのっちこと 小野 瑞枝

写真左)デザイナー:ユミコロンこと 渡邉 祐美子

ワンチームという思い出挑んだプロジェクト

レイチェル(以下レ):今回のお仕事の内容を具体的に教えてもらえますか?


おのっち(以下 おの):クライアント(サーティーワン)さんは、1年を通じて、
イースターとハロウィンのキャンペーンをとても重要な“2大キャンペーン”として捉えています。
「予算にあまり捉われずに、お客様にとにかく楽しいオケージョンを提供したいんです」とおっしゃってました。


楽しい体験をすることできっと何度も店頭に足を運んでくださるだろう、

という信念が担当者さんにはあって。


それを受けて、それを実現するためにはどうすれば良いかな?
という根幹のところから一緒に考え、携わらせていただいたお仕事でした。


レ:どんな風にお仕事が進んでいったのかな?


おの:実施の半年前くらいからプロジェクトが動き始めました。
キャンペーンのタイトル(ネーミング)案出しからコンセプトワークという部分がスタートでしたね。


そこから簡単なカスタマージャーニーを作成し、各施策を盛り込んだキャンペーン全体のパッケージとして提案。
その後、各ツールにデザインを落とし込んでいく、という流れでした。


デザイナーという立場ですが、そんな感じで最初から全部分に関わらせてもらった感じです。


レ:そういう携わり方の仕事ってそれまで経験してきていたのかな?


おの:そんなにないですね。お客さまや代理店担当者の方が、
「とにかく互いの立場の垣根を越えて私たちみんなが1つのチームという思いでやろう!」
という考えで進めてくれたので、とても嬉しかったですし、やりやすかったです。


でも、ユミコロン(渡邊)は入社して、最初の仕事がそういう進め方だったので、
戸惑うことも多かったんじゃないかな?と、少し心配はしましたね。


レ:ユミコロンはどうでした?


ユミコロン(以下 ゆみ):そうですね。打ち合わせも同席させてもらえる機会もいただけたり、
とにかく小野さんについて回ってる感じでした。


レ:ツールの点数も膨大だし、やっぱり大変でした?進める上でのコツなどあったのかな?


おの:絵作りの部分では、私はデータやチャートなどの資料を一緒に持っていくんですね。
絵の好みは主観によるところが大きいので、客観的な裏付けを添えて、選ぶ基準を明確にしました。


人によってはそういうの無駄って思うこともあると思うんですけど、やっぱり
「この中から、私はこれを選んだんだ」


という行為をお客様に体験してもらうことで、方向性に確信や愛着を持ってもらえるんですよね。
そうすると、その先も割とスッと物事が通るというか。


レ:具体的にそのチャートはどんなものなの?


おの:今回のハロウィンキャンペーンだったら、通常のサーティーワンのターゲット(中高生やファミリー層)に加えて、
少なからず男性も入ってくるので、
そのターゲット層の趣味嗜好とキャラクターのマトリクスを照らし合わせて説明しました。


「ここを着地点に捉えるのであれば、キャラクターはこういうフォルム、プロポーション、タッチはこうですね?」
と一緒に絞り込んでいく。


世界観作りについては、割とそういうロジカルなことをやってます。




自分が相手の立場だったら?!という俯瞰目線で考えます

自分が相手の立場だったら?!という俯瞰目線で考えます

レ:これまでの仕事でもそういう進め方をしてきたのかな?


おの:自分だったらこう言われたら納得すると思うな、という発想から動きます。
チームのCDの方にも、あらかじめ「次のキービ提案の際に、こういう材料(資料)を添えたいと思うんです」と相談し、
納得してもらい進めてました。


毎回打ち合わせが終わると「(先方に)刺さったね!」って言いながら、
ご褒美アイスを食べる(笑)っていうことをしてました。


レ:そのあたりの先輩の動きは、横で見ているユミコロンにとってはどうでした?


ゆみ:実際入社するまで「デザイナーってなにするんだろう?」ってはっきりとはわかってなくて。
この初仕事を通して、「企画からデザイナーが考え、企画書作成もするんだっ!」て驚きはありました。

でも、どちらかと言うと私は企画もやってみたかったので、
それを最初からやらせてもらえたのはありがたかったな、と今考えると思います。

レ:自分たちを客観的に見て、この部分があったから信頼してもらえたのかな?と思えることはありますか?


おの:毎回打ち合わせ時に、次回の場で必要だろうな、と見越した上で資料を用意して行ってたんです。
頼まれてないけどやっちゃう、という。

代理店の営業担当者さんからも、
そのような先手を打つような行動は一緒のチームでやる上でとてもやりやすいと感じていただけたようでした。


レ:ユミコロンはどうでした?


ゆみ:今もそうですけど、小野さんのそういう120%で返す姿勢や、
期待よりさらに超えてやれっ!という心意気を横で見ていて、やっぱりプロってこう言う事だな、
と思ってました。


その分、制作業務が増えたりして大変なこともあるんですけど、
それを続けているからこそ、相手の方からも信頼されて
「小野さんでお願いします」という声もかかるんだな、と思いました。
本当に勉強になります。


小野:ちょっとこの(インタビュー)録音くださいね(笑)

レ:店舗などで、実際にお客さんが体験している様子や反応をダイレクトに見て如何でした?


ゆみ:ずっと温めてきた仕事がついに世に出て、実際に店頭で楽しんでくれている人たちを見れたのは感慨深かったです。
「かわいい!」って言ってる声を聞いたり、写真撮ってくれてる姿を見ると報われましたね。


こう言う経験ができるからみんな大変だけど頑張ってるんだな、と。


その後も、お客さんが撮った写真がSNS上で流れてきたりすると、思わず保存しちゃいました(笑)

レ:冒頭で話してくれた「楽しい体験をしてもらいたい」というクライアントさんの要望が、
店頭でそのような反応を見れたことで達成できたな!と思えました?


おの:そうですね。「はい合格」って自分にハンコを押しました(笑)

二人が描く クリエイターとしてのこれからの姿とは!?

レ:最後に、これからしてみたい仕事や、どんなクリエイターになっていきたいか聞かせてください。


おの:これまでの関わりのなかった方からも成果物を見て、
新しい仕事のオファーがきたらいいなと思います。


この仕事のカラーは私の引き出しの一つだとしか思ってなくて、
毛色の違うデザインもできると思っているので。


また、この人に仕事を依頼すると自分が抱えてる課題を解決してくれそうだな、
と思ってもらいたいです。


色々な課題に対して、柔軟に対応ができるクリエイターでありたいです!


ゆみ:ついていきます!!

時々、互いに顔をチラッと見あわせつつ、インタビューに答えてくれた二人。

相手を思いやる本当に気配りのある彼女たちですが、この仕事を通して得た様々な経験は彼女たちの絆を一層深めたようです。
また、クリエイターとしての強い信念や意気込みを言葉の端々から感じさせてくれました。


おのっち、ユミコロン、今後も期待しています!ありがとうございました。

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