「Surfer’s Interview #13」宮田 彩香 2020.1.31 | COLUMN

皆さん、こんにちは!「Surfer’s Interview」第13弾です!

この企画では、northshoreで働くSurferに仕事のことやパーソナルなことをお伺いし、
northshoreではどんな人がどんな想いで働いているのか、皆さんにより深く知っていただこうと思っています!

第12弾の坂岡ちゃんからバトンを引き継いだのは、この方!

クリエイティブクラフツディビジョン所属、デザイナーの宮田彩香さんです!

(northshoreは)常に挑戦的な会社なんだなっていうのをすごく感じた

―早速お話を聞いていきたいと思います!まず、northshoreに入社したきっかけは?

前職の時に “design surf” っていうセミナーに参加して、花王のパッケージを担当している方のお話を聞いたんですよ。
そこで「おうちの中のお月さま」の動画を見せてもらって、なんていうかすごく ”ダイレクトに伝わるメッセージ” があって、印象に残っていたんです。
ずっと自分の中に “広告をやりたい!” っていう気持ちがあったし、そのセミナーに参加したのをきっかけに、
”今挑戦しないと!” って改めて感じて、その3.4ヶ月後くらいから転職活動を始めました。
転職先を探してる中でnorthshoreの募集を知って会社のHPを見たら、セミナーで印象に残っていた「おうちの中のお月さま」のworksを見つけて、
その時に初めて「この会社だったんだ!!」って合致して。
この映像を制作した会社だったら色々勉強できることがあるんじゃないかって思って、応募したのがきっかけですね。


―運命的な出会いだね!ちなみに前職ではどんなことをやっていたの?

通販カタログ・チラシ・DM・冊子、いわゆるエディトリアルデザインです。
あとは、化粧品の販売台・販促ツールのデザインをやってました。
メインのキービジュアルをがっつり考えて作るっていうことは少なくて、レイアウトが基本。
与えられたものを綺麗に構成していくことが多かったですね、要素と要素をこの中にどう収めていくか、みたいな。
カタログ案件では、インテリアコーディネーターや撮影のディレクション、デザインのディレクションもトータルでやっていて、
スケジュール管理も含めてやってました。


―その仕事の経験を経て、northshoreへjoinしようと思った決め手は?

1つのキービジュアルに対して、力の入れ具合が違うな、って感じたことかな。
それまでは絵作りをあまりやってきてなかったから、まずはそこをスキルアップさせたいっていうのもあったんだけど、
(northshoreは)カンプを作るだけでもかなり高いクオリティで、”そこまでやる会社ってすごいな”、
”ここなら自分のスキルアップにも繋がるな” って感じたことが大きいですね。
それにプラスして、映像もwebもグラフィックも全部やってる会社ってなかなかないから、トータルで色々挑戦できるなって思ったんですよ。
媒体も様々、クライアントの企業体も様々、常に挑戦的な会社なんだなっていうのをすごく感じたし、
もちろんスキルが伴わないとできないから不安はあったけど、やってみたい!って思いました。

周りの人たちを見ていて、”自分も変わっていかなきゃ!” とか、 ”しっかりしなきゃ!” ってすごく感じた

周りの人たちを見ていて、”自分も変わっていかなきゃ!” とか、 ”しっかりしなきゃ!” ってすごく感じた

―入社してから自分の中での変化はあった?

色々挑戦させてもらえる環境になって、自分が今までやってこなかったことだったからすごく苦労しましたね。
今までのやり方じゃダメなんだって気づくまでに時間もかかったし。
受け身じゃダメ、自ら飛び込んで勉強しようっていう気持ちがないとやっていけないなっていうことを痛感しました。
自ら手を上げて前に進んでいかないと、って。


―それは何かきっかけがあったの?

ありましたね。そのきっかけから、今までの自分のままじゃいけないって気がついて。
前の会社は先輩か後輩しかいなくて、同い年の人っていなかったんですよ。
だからnorthshoreに入ってすごく刺激になったし、センスとかスキルとかで追いつけなくても、
自分の中で高められるもので追いつけるものは何だろうって考えるきっかけをもらいました。
”何のためにここにきたのか”ってことを考えたり、悔しいって気持ちがあって、
その悔しさがバネになって今がある感じですね、少しずつ自信を持てるようになってきました。


―あやちゃんの思う、northshoreの好きなところや特徴ってどんなところ?

個性が溢れている人が多いところかな、だからいいものが産まれやすいのかなと思います。
それに、みんな気配りができる頑張り屋さんだと思います。
私はnorthshoreに入ってすごく変われたなって思っていて、やっぱり周りにそういう人たちがいるからだと思うんですよ。
周りの人たちを見ていて、”自分も変わっていかなきゃ!” とか、 ”しっかりしなきゃ!” ってすごく感じたので。
あとは、仕事のことでもプライベートのことでも、困った時や悩んだ時に助けてくれる人がいるところですね。
社会人だと会社が主な場所だから、そういう人が会社にいてくれるって頑張れる要素だと思うんですよ。
自分の人柄もあるのかもしれないけど、救いの手があるのってありがたいなって思ってます。


―それではnorthshoreの課題はどんなところだと思う?

もう少しコミュニケーションを取った方がいいなって思う場面はありますね。
同じ案件をやっている人たちは密にコミュニケーションを取ってるし、今は定例でデザイン会をやってるから、
デザイナー同士はお互いの状況とか、どういう風に大変かとかがわかるようになってきたんですけど、それ以外のところではわからないことも多いので。
私は上司から、”コミュ力が高いね!” って言われるんですけど、自分からしたら普通なんですよ。
仕事をする上で、お客様が何を求めているかって、やっぱり話をしたり、表情を見て汲み取らなきゃいけないと思うので、
コミュニケーションってすごく大事だと思っていて。
社内でも大切なことって直接話をした方がいいと思うし、話さないとわからないこととか、すぐに解決するのにって思うこともたくさんあるし。
メッセージをタイムリーにやりとりできるのは良いことだと思うんですが、使い分けは大事かな、と。
挨拶を交わすだけでも印象って変わると思うので、コミュニケーションを増やしていった方がいいなと思います。

―人生の転機と聞かれて、パッと浮かぶ場面ってある?

いっぱいある(笑)。


―あっ、先に、デザイナーになろうと思ったきっかけを聞いてもいい?

思い返すと、小さい時から何か作ったり、絵を描いたりするのが好きでした。
中学校の時は、友人と集まってお絵描き会をよくやってて、それが遊びのメインイベントみたいな感じでしたね。
高校生になってからは、「オレンジデイズ」ってドラマがきっかけで、リハビリ療法士に憧れたんだけど、
どうしても勉強が苦手だったから「あー無理だー!」って思って諦めて(笑)。
じゃあ自分の将来やりたい仕事ってなんだろうって考えて、ふと駅のポスターを見て「あっ、こういうの作りたいな」って思って、
そういえば絵描くの好きだったなって思い出して。
でもどういう職種があるのか全くわからないから色々調べて、グラフィックデザイナーを知ったんですよ。
知ったはいいけど、そのためには美術を学ばなきゃいけない、でも学校だけじゃ足りない!ってなって、
中学校の時にお絵描き会を一緒にやってた友人が美大に行くために絵画教室に通ってるって聞いてたから、
”じゃあ私も通う!” って言って、そこからデッサンの勉強を始めました。

進学も、最初は専門学校に行こうと思ってたんだけど、母親の心境として「短大か大学に行って欲しい」って思っていたみたいで、
それならってことで、母親と合同の美術系学校説明会で知った、美術大学の見学に行ったんですよ。
そこで、その大学の学務課の鈴木さんがすごく丁寧に1〜10までいろんなことを教えてくれて、
”私はここで美術の勉強をしたい!” って直感的に思って、入学を決めました。


―初めて見た大学で決めたってこと?

そう!
話を聞いている中で、その大学で勉強する自分がはっきりとイメージできたから。
親が納得してくれたっていうのももちろんあるけど、それも鈴木さんがいたからっていうのが大きかったですね。

そうやって決めた大学は、自分の学生人生の中で一番楽しくて。
中学・高校と、人間関係がうまくいかないって結構悩んでて、私は「おにぎり」って言ってるんだけど、
中学とか高校って、みんな同じ制服着て、みんな同じような上っ面。
でも私はその中からしたら ”混ぜご飯” で、おにぎりから見たら異色の存在。そりゃ合わないなって(笑)。
それが大学に行ったら個性のある人しかなくて、ものすごいバリエーションの混ぜご飯がいる状態(笑)。
でもみんな芯があるし、面白い人ばっかりだし、お互い認め合う環境で居心地がすごく良かった。
今でさえ付き合いは多くないけど、苦楽を共にした大学時代の友達の結婚式に行ったときはすごく感動したし、すごく幸せでした。
だから大学の友達にはすごく感謝してるし、何より親にもすごく感謝してます。
親が納得してくれたから入学できたし、通学も遠かったけどいつも支えてくれたので勉強できたし、卒業することができたと思ってます。
だから大学が大きな転機かな。

もう1つあげるなら、やっぱりnorthshoreに来てからの時間ですね。
入社して1年半の間にすごくいろんなことがあって、考えることも多かったし、自分自身のために自分らしく生きていかないといけないなって思いました。
今は、指名を頂いて仕事をしたりとか、一生懸命やったらいつか必ず返ってくるっていうのを少しずつ体感してるので、
今まで自分に自信がなかったけど、ちょっとずつ自信を持てるようになってきました。
期待に応えられるように頑張らないとなって思ってます。


―デザイナーという今の仕事の、魅力ややりがいはどんなところ?

魅力は、なぁなぁにやらない、全力でやるところかな。
自分自身もそうだし、周りもそうだと思うから一生懸命やらなきゃって思う。
やりがいで言うと、例えばプレの案件で、その案件は取れなかったとしても、別の仕事が回ってきて、一緒にやりましょうって言ってもらえるところ。
自分の自信にもなるし、”一緒にいいものを作っていきましょう” っていう気持ちが感じられるところもやりがいに繋がります。
私のデザインを好きって言ってくれる人もいるから嬉しいし、頑張ろうって思えます。

―それでは今後、仕事においてチャレンジしたいことは?

今は商業施設系の案件が多いから、幅を広げていきたいなと思ってます。
もともと前職でやっていたので毛色を知ってるし、迅速に丁寧に対応できるようにやれるからっていうのもあると思うけど、
他の仕事にチャレンジしてみたいなっていうのはあります。
メインビジュアルを作りたいっていうことは叶ってるから、業種の幅とか媒体の幅を広げていきたいなっていうのは思ってます。


―northshoreにはどんな仲間が増えて欲しいですか?

コピーライターがいたらいいなって思います。
私は本当に言葉が出てこないので、企画書を一緒に作ったり考えたりしてくれる人がいたら嬉しいなって。
デザイナーって、デザインだけをやっていればいいわけじゃないから、自ら勉強しなきゃいけないんだけど、そこに飛び込む勇気が・・・(笑)。
今、言葉がうまくて発想力がある外部の方と仕事しているので、社内にもいたら良いなって思います。

―坂岡ちゃんから2つ質問をいただいてます!
まず1つ目が、「目標や参考にしているもの、憧れている人やデザインがあったら教えてください!」

目標か・・・承認欲求がすごいからそれを果たしたい(笑)。


―満たされたいってこと?

うーん、満たされたいっていうより “見返したい” かな。
過去いろいろあったから、”今、こんなすごいことやってるんだぞ!”って見返したい。
だし、”これだけやったんだ!自分、すごいじゃん!” って、自分で自分を認めてあげるために頑張ってるんだと思う。
多分仲良い人はみんな知ってるけど、めちゃめちゃネガティブだったじゃん?


―うん、だいぶ(笑)。

引くぐらいだったじゃん(笑)?
でもnorthshoreに入って、特に最近そうじゃなくなってきてると自分でも思うのね。
それは仕事を一生懸命やってるからで、 “こんだけ一生懸命やってるんだから、認めてあげてもいいでしょ?” って思えるようになった。
賞を取りたいわけでもないし、他人に認められることも嬉しいけど、一番は自分への評価だと思う。
だから怠けたら反省するし、自分に恥じないように全力でやらないとダメだって思ってやってます!


―じゃあ、憧れてる人やデザインは?

カメラマンの川上智之さんですね。
この前、一緒に仕事させて頂いたんですけど、私は音楽がめちゃめちゃ好きで、この方が撮ってるPVがどれもすごくかっこよくて。
ご一緒した時も痺れるくらいカメラワークが綺麗で、そんな人と仕事ができるって一生に一回だなって思ったし、さらに好きになりました。
現場でどうやって感覚的に撮ってるかを間近で自分の目で見た時に鳥肌が立って、絶対一生忘れない!って思いました。


―では2つ目の質問です。「得意料理はなんですか?」

考えたんだけど、得意料理はないです!
レシピがあれば、だいたい作れるから、これ!ってのがいうのはないなぁ。


―じゃあ自分が作った料理で何が好き?

全部好き!
自分で作って、自分で「何これ?天才!」って自画自賛して楽しんでます(笑)。
失敗することもあるけど、だいたい美味しいです!(笑)


―自画自賛(笑)。大事だね!
では、もう少しプライベートについて伺います。ここだけは誰にも負けない知識を持っている!というものはなんですか?

負けないかどうかはわからないけど、音楽は好きです!
ライブに行くのも好きだし、コアなバンドの知識は豊富だと思います!
あとはすごく洋服をいっぱい持っているので、度々撮影に衣装提供もしてます!


―音楽はすごく詳しいよね!じゃあ、今一番波に乗っている(ブーム)もの・ことはなんですか? 

やっぱり音楽が好きなので、NOWなところだと、Friday Nights Plans 。
あとはMO MOMAとか、韓国のバンドだとADOYがかっこいい!
あとはビリーアイリッシュもかなりヘビロテで聴いてるし、向井太一とかTENDREもかっこいいし、HONNEとかも好きだなぁ。


―どこで情報を得てるの?

音楽友達がSNSにアップしてるのを見てとかが多いかな。
あとは好きなアーティストが好きな音楽とか、仲良しの美容師さんから教えてもらってとか、テレビの特集で見て調べて聴いてみるとか。
自分で探すことも多いけど、耳が早い人が好きな音楽はかっこいいことが多いので、人に聞いてそこから拾って聴くことが多いかな。

あと最近だと ”相鉄都心直通記念ムービー”は、映像もいいし、出演者もいいし、衣装もいいし、使われている楽曲も歌い手も最高で、
もう私の “好き” が全部詰まっててすごく好きです!

次回のSuefer紹介

―次に紹介したい人の印象と聞いてみたいことを教えてください!

印象は、なぜそんなに穏やかなの?っていっつも思ってます。
この前聞いたんですよ、”怒ったことないの?” って。そしたら、”あんまりない” って言ってました。
だから私が色々な愚痴を言っても菩薩みたいに穏やかに聞いてくれてます(笑)。

聞いてみたいことは、
「今後デザイナーとしてどうなっていきたいですか?」
「地元と東京それぞれで、一番テンションが上がることって何ですか?」
です!!

インタビュー後記

「Surfer’s Interview」第13弾、いかがでしたか?

ちょうど1年前、私がnorthshoreにJoinしてすぐに、あやちゃんの母校訪問に同行させていただき、密着インタビューを行ったのですが、
その時より表情が柔らかく、そしてポジティブで、この1年ですごく良い経験を積んできたんだろうな、と感じる今回のインタビューでした。

あやちゃん、ありがとうございました!

次回、Surfer’s Interview第14弾もお楽しみに!

<Photographer:藤原>

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