northshoreデザイナー宮田彩香、母校へ行く!! 2019.2.21 | COLUMN

こんにちは!人事/広報アシスタントのカオリンこと、高橋です!

とある金曜日。
デザイナーの宮田彩香さんが、母校・横浜美術大学でポートフォリオアドバイス会の講師をすると聞きつけた私は、
「これは密着しないわけにはいかない!」ということで、初の密着取材へ出かけました!

ポートフォリオアドバイス会の参加対象は、就職活動に向けて動き始めている3年次生。
そして、就職活動に欠かせないポートフォリオは、ただ作品を見せるだけでなく、自分自身を表現する大切なもの。
そんな想いの詰まったポートフォリオを手にする生徒の皆さんに、宮田センパイ、とにかくアツイ!!

「もっと作品作ってるでしょー?もっと入れてこー!」
「色んな人に作品見せて、色々吸収して、削ぎ落として、その繰り返しやってこー!」など、一つ一つ真剣に、時に優しく、時に厳しく。

最後には「(ポートフォリオを)見てください!とか、何か困ったことがあったらいつでも連絡して!」と頼もしい!!
当初の予定を1時間延長して、生徒の皆さんの相談に丁寧に答えていた宮田センパイ。
その一つ一つが的確で、隣で聞いていた私も身が引き締まる思いでした。

そんな宮田さんに学生時代のことなど、色々とお話を伺ってみました!

オフィスに戻って、宮田さんへインタビュー!

学生時代は、真面目な遅刻魔?

―講師としては何度か来られてるんですか?
今回で4回目くらいですね。

―生徒として通っていた学校に、講師という立場で来るのってどんな気持ちですか?
最初の頃はやっぱりちょっとビクビクしてましたね。どうやって話せばいいだろう…講師なんて務まるのかな…みたいな。
でも、自分が同じ場所で同じ環境で経験してきて、そこで得たものを伝えるだけだって思って。
アドバイスすることによって良い道に進んでくれたらいいなって気持ちで来てましたね。

―すごく気持ちのこもったアドバイスだなって感じました!
せっかく美大に来てデザインの勉強をして、せっかく良い作品を作ってきてるんだから、
大変だけどその道に進まないのはもったいない、好きでこの学校に来たわけだし。
そこで踏み留まらせないために自分の経験してきたことを教えてあげたいなって思ってやってますね。

―ちなみに宮田さん自身はどんな学生だったんですか?
真面目でしたよ(即答)!一応!ただ、通学時間が片道2時間強かかるのもあって、遅刻魔でしたけど(笑)。
でも絶対に課題の締切は守るし、成績も良かったんですよ。全部ではないですけどね。
だから今でも作品を飾ってくれてたりして、こういう機会に在校生と話すと「これ見たことあります!」は恒例ですね。

―確かに宮田さんのポートフォリオを見た全員が言ってましたね。
ずっと掲示してくれてるんですよ。もういいよーってくらい(笑)。
でも今はソフトの使い方もやりやすい方法とか覚えたけど、
この方法知ってたらあの作品もっと短縮できたなっていうのは結構多いですね。それも苦いけど良い思い出ですね。

母校は原点。だからこそ恩返しをしたい。

母校は原点。だからこそ恩返しをしたい。

―3年次生と話をされていて、同じくらいの時期にこんなこと悩んでたなとか、自分とリンクすることって何かあります?
うーん…なんだろう…こういう講座とかには出てたけど、就活を本腰で始めたのは4年からだったので…
あっ、恋愛始めてたかな(笑)。あとは音楽が好きで、ライブによく行ってましたね。
でも学校の課題には本当に真面目に取り組んでました。負けたくない!ってのもあったし、周りも真面目にやってる子しかいなかったから。
次の日の授業が午後からの時は、前日、夜通し自宅で課題やって、朝ちょっとだけ寝て学校行くとか、
学校でも助手さんに「今日は21時までお願いします!」ってお願いして、開けてもらって残ってやってましたね。

―周りの環境とかはどうだった?
筋が通っている子しかいないから、すごく楽しかったですね。
今も付き合いがある子が残ってるし、一生ものの関係を築ける人たちに出会えました。
だから余計に、帰ってきて恩返ししたいって思ってますね、自分の人生の中でものすごく濃い時間だったから。
だから恩返ししたいってずっと思って、それってなんだろうって考えたときに、
生徒に対して救ってあげられることがちょっとでもあるんだったら協力したいなって気持ちが強くて。
だからこういった機会もお願いされたら、もう二つ返事で、じゃあぜひって。
最低でも年一回は来てますし、学校案内の卒業生のページにも掲載されたりとか、自分の自信にもなるし。一番好きな学校ですね。

―先生方の宮田さんに対する信頼感は、見ていてすごく感じました。宮田さんにとって母校はどんな存在ですか?
やっぱり原点ですね。帰れる場所。先生も職員の皆さんも、変わらずそこにいてくれるし、いつ来ても耳を傾けてくれるんですよ。
転職を考えていた時期にも来て、何がやりたかったんだっけ自分、って思い返したりとか。
そういう自分の将来を決めた原点だから、自分の帰れる場所。
戻ってきていいよって誰しもが受け止めてくれるところですね。

―素敵な場所ですね。今回は3年次生だけでしたけど、母校に通う学生の皆さんにメッセージはありますか?
甘えるな、さぼるな、ですね。あとは、もっと外を見ようですかね。
ちゃんと外の世界を知った方が良いと思うし、もっといろんなところに首突っ込んだ方がいいよって。
そうやって言えるのは、自分がやってこなかったからでもあるんですよ。
あとは授業をちゃんと聞こうねって思います。私も今もう一回授業受けたいくらいです。
やっぱり美術の勉強って面白いんですよ。(美術の)歴史とかもちゃんと勉強した方が面白いし、哲学とかも取ってたんですけど面白かったですし。
あんまり内容覚えてないんですけど(笑)面白かったって印象は残ってます。
なので「甘えるな!さぼるな!外を見よ!授業もちゃんと聞きましょう!」です!!

インタビューを終えて

密着取材をする前は少しクールな方なのかなと思っていましたが、
デザイナーという仕事やそれを目指す学生、そして先生や友人、環境など、その全てに対してアツイ感情を持つ宮田さん。
少しハニカミながら学生時代のことを話してくれる姿も、とても素敵でした!

密着取材レポートいかがでしたか?
第一弾にして大作ができてしまい、第二弾へのプレッシャーを感じております。
そのくらい宮田さんへの密着取材、充実していました。ありがとうございました!

次回もお楽しみに!

Written by 広報 高橋

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