「Surfer’s Interview #05」松田 健 2019.6.28 | COLUMN

こんにちは!人事/広報アシスタントの高橋です!

「Surfer’s Interview」第5弾!!
この企画では、northshoreで働くSurferに仕事やパーソナルな部分をお伺いし、
northshoreではどんな人がどんな想いで働いているのか、皆さんにより深く知っていただこうと思っています!

第4弾の羽賀さんからバトンを引き継いだのは、この方!

クリエイティブプロダクションディビジョン所属、コンサルティングプロデューサーの松田健さんです!

松田さんは今年の4月にjoinされたばかり。
ということで、今回は特別にチーフコンサルティングプロデューサーの橋倉さんに、松田さんの印象などを伺ってみました!

(松田さんは)“言うことをしっかり言う人“

―橋倉さんはnorthshoreに入社する前から松田さんのことはご存知だったんですか?

橋倉)噂で聞いていたくらいですね。(松田さんが)働いてた会社に「すごいプロデューサーがいる!」と。


―実際に会ってみていかがでしたか?

橋倉)“言うことをしっかり言う人“って印象を受けましたね。
代理店とかクライアントに対して、言わなきゃいけないけど躊躇ってしまいがちなことも、しっかりとはっきり言う方だなって。


―northshoreにはいなかったタイプですか?

橋倉)そうですね。スパっと”NO”を言う人はそんなにいないですね。
僕も、例えばこれは”NO“だなって思う時でも、はっきり”NO“と言わないで、代案を出すんですけど。
でもはっきり言うところは言わないと破綻していくので、そういう意味でスパッと言うのは正しいと思いますね。

松田)前の職場で「松田くんって目上の人には丁寧だけど、目下の人にそうじゃない時あるよね。」って言われて、すごい打ちひしがれたんですよ。
そうありたくない自分がいて。上にも下にも中にも外にも同じ態度を取れるようになろうって思って、
相手が身内でも取引先でも下請け先でも、言うべきことは同じように言おうって思ってるっていうのが根底にありますね。

―松田さんと一緒にやっていきたいことや期待していることはなんですか?

橋倉)northshoreには映像とグラフィックができるプロデューサーはいるんですけど、Webをわけて考えてしまってるところがあるので、
そこは元々Webをやってきた松田さんが入ったことによって、座組として素晴らしいプロデューサー層になるのかなって思ってます。
やっていきたいこととしては、映像だけじゃなく、映像とWebやデザイン、もしくはキャンペーンのコンサルティングというか、
クライアントとともに歩んで、ブランディングを作っていくような仕事ですね。
まだまだ余白も充分にあるので、これまでに培ってきたものを時間をかけてうまく引き出したいな、と。
コミュニケーション力も高いですし、広告の仕事は間違いなくできるので、それ以外にも期待したいです。

松田)僕もそういった側面を魅力として感じて、joinしたので、ぜひよろしくお願いします。

松田さんにインタビュー!!

ーまず始めに、northshoreにjoinしたきっかけを教えてください。

はい。前職は別の映像の制作会社にいました。
そこで5年ほど勤務しまして、次の道を考えた時に、ポジティブな転職にしようと思い、
「自分が今までやってきたことが結実するような転職にしよう」と考えました。
で、僕の場合は、“Web制作会社にいたのでWebが出来ます”、“映像プロダクションにいたのでMovieも作れます”、
“営業としての経験があるので営業も出来ます”というキャリアだったので、
それが全部活きるような転職先を探して「一番いいな」と思ってjoinしたのがnorthshoreでした。


ー松田さんが「やってきたこと」について、具体的に教えていただけますか?

僕は日本大学芸術学部放送学科CM専攻出身なんですけど、
大学に入る前、一番最初は小説家になりたくて文芸学科に行きたかったんですよ。
でも、リアルに将来的なことを考えた時に、文芸を出て物書きになるってのはなかなか大変だぞ…と思って。
それで当時、オー・ヘンリーの短編集とかを好んで読んでいたこともあって、「短いウェルメイドなもの」がやりたいと考えて、
その近似値の職域が「広告」とか「コピーライター」だったんですよ、僕の価値観では。
じゃあ広告だ!と、就職活動では大手広告代理店を中心に受けまくりました。

でも結果は全然ダメで、最初はTVCMの制作会社に入りました。
ただ、その会社でCMを作るうちに、「巨大な資本がないと、広告って作れないのかな?いや、そんなわけないだろう。
こんなに一生懸命ものを作っている人がたくさんいて、お金をかけないと広告ができないなんて、不平等じゃないか!」
という青臭い気持ちが芽生えてきて(笑)、その会社を辞めて新聞の広告会社に転職しました。


ー媒体を変えようと考えたわけですね。

はい。
僕が社会人になった頃って、サイバーエージェントとかライブドアとか、新興のインターネット系代理店が花火のように打ち上がった年代なんですけど、
僕もWeb広告の存在を知れば知るほど、「Web広告!超新しい!」と傾倒していったんですね。
で、その想いだけで今度はWeb広告の会社に転職するのですが、リーマンショックの影響を受けて部署ごとなくなってしまったんです(笑)。

なので、また違うWebの会社に入りなおして、営業ディレクターとして色々なお客様の広告を作り、その中で予算を一つの基軸にして、
「お客様のためになることってどういうことなんだろう」って考えるようになりました。
そして時代が変わりながら、徐々にお金をかけなくても集客とかブランディングができる手法が確立していき、
それと同時に、世の中の映像自体の予算も下がってきたんですよ。


ー最初の転職のきっかけだった「予算の壁」がなくなっていったと。

そうなんです。「CMにかかる莫大な予算はだんだん下がっていく」「Webはチープなものから、やがてマスの広告を抜く存在になる」みたいな時代です。
かたや下がり、かたや上がり、ある点で分岐点を超えて。
そんな時に、元々知り合いだった前職の社長から、お声がけをいただいたんです。
当時の僕はプロデューサーの経験はなかったんですけど、せっかくの縁だと思ってjoinして、
まだ会社も10名前後の規模だったので、PMみたいなことから、ディレクターもプロデューサーもなんでもやって、そして今に至る感じです。

毒か薬か、どちらかにはなりたい

―入社前はnorthshoreにどんなイメージをお持ちでしたか?

これは社長始め、橋倉さんたちにも伝えたんですけど、「チャラいな」と感じてました(笑)。
転職する時も周りに、「松田さんのイメージとはちょっと違うね」って言われました。
実際に入社してみると当たり前ですがそんなことはなくて、しっかり筋が通ってる人がたくさんいるので、印象は180度近く変わったんですけどね。
あくまで見え方として、ってことです(笑)。


―入社して3ヶ月弱ですが、northshoreの好きなところはどんなところですか?

アットホームな感じなんですけど、あまりお互いに干渉し合わないところが良いですね。
アットホームという言葉は、裏を返すとちょっと学生のノリだったり、馴れ合いの人間関係だったり、という側面があると思うんですけど、
northshoreはそういうことがない。なので、すごく心地いいなと思っています。


―逆に「ここは改善出来るな」と感じていることはありますか?

充分に社交的で、開けている会社と思うんですけど、「もっと特色を活かせるな」と思う部分はあります。
northshoreの場合、社内に「映像」「Web」「グラフィック」と、あらゆる機能があるので、
スキル・経験もあって、全てを深い理解のもとで仕切れるプロデューサーがjoinすれば…というのは感じます。
現実はなかなかやっぱり分業で、横断的なスキルを獲得するには時間と、実務経験が必要です。
僕も例外ではなく、それができるプロデューサーになりたいと思っています。

―話は変わるのですが、今まで色々なお仕事をされてきた中で、仕事の向き合い方が変わったポイントはありますか?

1番は、前々職のWeb会社の専務との出会いですね。僕の師匠だと思っていますし、今でも一緒にお酒を飲みます。


ー松田さんの師匠、どんな方だったんですか?

ちょっとその辺をぶらっと歩いたら、いくつか発注をもらって帰ってくる、みたいな人です(笑)。
その方から色んなことを教えてもらう中で、「僕は、“松田 健”にならないといけないな。」って思うようになりました。


―”松田 健”になる、と言いますと?

“どこにでもいる誰か””毒にも薬にもならない”みたいな人って世の中にいっぱいいると思うんですけど、
僕は毒か薬か、どちらかにはなりたいと思っています。
誰と接しても何の波風も立たないとか、替えがきくあやふやな存在ではなくて、
「松田さんに頼むとこういうのが仕上がるよね」「ここまで来たけど、松田さんがいなくなったらどうしよう」とか。
「えっ、松田さん辞めるの?どうぞどうぞ!」じゃなくて、「うわぁー…マツケン辞めるのかー…」みたいな存在にならないと、と。
どこにいてもちゃんと存在感がある“松田 健”にならねばと思ったんです、「あー松田さん、あの人ね!」って。
例えばリリー・フランキーさんって、他の誰でもない「リリー・フランキー」を確立してるじゃないですか。わかりますかね、抽象的ですが(笑)。


―わかる様な気がします。そんな松田さんが感じている、この仕事の魅力・やりがいとはなんでしょうか?

魅力は、「僕じゃなかったら違うものができる」ところですかね。
先ほどの話ともちょっと繋がりますが、「僕以外の人だったらこうはならなかった、だから僕に頼んでくれる」みたいなことですかね。
それに、世の中に良い作品を残すことができれば、自分が80歳90歳になって孫とかひ孫とか玄孫が産まれても、一緒に見れたりするんですよ。
もしかしたら感動してくれたりするかもしれないし。仕事の成果が物として残るっていうのは、大きなやりがいですね。


―仕事において、今後チャレンジしたいことはなんですか?

例えば、何かにチャレンジすると新しいクリエイティブとか、新しいディレクターとか、新しいクライアントに出会えるじゃないですか。
その一方で、新しいクリエイティブとか新しいディレクターとか新しいクライアントに出会うと、新しい仕事って始まるじゃないですか。
これどっちが“卵”で、どっちが“鶏”なのか、ずっと悶々と考えているんですけど、実はそこに卵も鶏もないような気がしてるんですよね。
なので、ざっくり言ってしまうと、今後は新しいご縁が欲しいですね。
新しい引き合い、新しいクライアントや代理店からの相談、知らなかった人への新しい発注。
僕がまだまだ知らないことやスタッフが存在すると思うので、そういったチャレンジに繋がるご縁が欲しいですね。
そしてその結果、僕からの矢印をディレクター、ライター、プランナー、PM、エディターに出していく、みたいな経験をたくさんしたいです。


―その今後のチャレンジにあたり、northshoreにどんな仲間が増えたら嬉しいですか?

ウマが合う仲間ですね。
ただ単に性格が似ていて趣味が一緒とかではなくて、僕と品質の考え方とか、時間の概念とか、
予算の考え方とか、対外的なコミュニケーションの考え方とか、そういう大きな部分が似ているとか、
似ていなくても「あぁその考え方もあるよね」って認め合えたりとか、そういう意味のウマが合う人ですね。

―羽賀さんからの質問です。
「アイデアを日々考えていると思いますが、良いアイデアを生み出すために心がけていることややっていること、心持ちを教えてください!」

はい。僕は、アウトプットの品質やアウトプットの量はインプットの量に比例すると考えています。
なので、インプットし続けることがアウトプットにある程度寄与すると信じています。
ただ、インプットの方法論として、“興味はそんなにないけど、話題の美術館にひたすら行く”、“本当は寝たいけど名作映画を片っ端から見る”、
“仕事で役に立つだろうから有名なアワードを受賞した作品は必ず全部見る”とかをやってると、多分人間は疲弊していくし、
そこにオリジナリティはなくなってしまうと思うんですよ。

それよりも僕は、あくまで主観の個人論ですけど、「毎日楽しく生きる!」みたいなことがいいインプットに繋がると思ってます。
だって、どんなに無理してアンテナを張っても、興味ない事柄はいつまでも興味ないんですよ。
例えば、僕に世界中の著名なブランドから毎週100通くらい「新しい秋服コレクションのランウェイのショーがあるので来てください」
というインビテーションがドドドッと届いても、僕はそれらに行かないと思うんですよ。
でも、行きたい人は超行くじゃないですか。ファッション大好き、みたいな。
つまり興味がある事柄を楽しくいっぱい、その人なりに突き詰めていくと良いと思います。


―共感できるところがあります。そのインプットの中で、松田さんの好きなものってなんですか?

僕は漫画が好きだったり、小説が好きだったり、ゲームが好きだったり、お酒を飲んで人と喋るのが好きだったり、
文房具が好きだったり、時計が好きだったりと、色々ありますね。
話は戻りますが、そういう好きなことに対して、人よりも詳しくなる!みたいなことは何にも意識しないこと。
羽賀さんのペースで羽賀さんの生活が壊れない範囲で精一杯楽しく触れ合っていれば、
「あの手の話は、羽賀さんに聞くとすごい楽しそうに話すよね!」「あの辺のことすごく好きだよね、詳しいよね!」っていう、
「得意分野」に人と違う個性が出るし、それはアウトプットにも出るし、羽賀さん自身も何の苦もなく続けられると思うので、是非オススメしたいです。

常に会いたい人がいて、ほぼ毎日誰かに会ってます。

―プライベートはどのように過ごしていますか?

随分ざっくりした質問ですね(笑)。
ゲームしながら、Youtube見ながら、お酒飲んで、昼寝して…、普通です。あ、あとは人に会ってますね。
人に会い続けることは1個自分の中で大切な価値にしてます。
今日も約束がありますし、常に会いたい人がいて、ほぼ毎日誰かに会ってます。
休日にホームパーティーを開いたりもするし、外に出て何かやることもあるし、だからまぁ基本的に飲んでます(笑)。


―今一番波に乗っている(ブーム)もの・ことはなんですか?

今は、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』っていうスマホゲームにハマっています。
「実はこのインタビュー中もちょいちょい触ってた」って書いておいてください(笑)。
あとは面白いYoutuberが何人かいて動画もよく見てますし、それに昔から椎名林檎さんが好きです。
新曲PVすごかったですね。いつかお仕事できたら、と思ってます。
あと「鬼滅の刃」っていう漫画は、アニメ版も見てるし、連載されてる少年ジャンプも毎週追いかけてます。
あ、料理もしますね。麻婆豆腐もマイブームです。
ちなみに僕、Youtuberになる夢想と飲み屋をやる夢想があるんですよ。お店の名前も決めてます。「賽の目」って言うんです(笑)。


―色々ありますね(笑)。飲み屋さんの夢想があると仰っていましたが、お店の名前”賽の目”の由来は何ですか?

サイコロが好きなんです。
この地球上で、世の中にポンッと発明されてから形が変わってないものっていくつあると思います?傘とか杖とか、あまりなくて。
サイコロって、世の中に考え出された時点から全く形が変わらない、もう完成された状態で世の中に現れた、
とてもシンプルではっきりしていて存在感抜群で、もうなんて言ったら良いんだろう、とても愛おしい!!(笑)。
毎日持ち歩いてるくらい好きです!!

次回のSurfer’s Interview

ー次に紹介したい方の印象と聞いてみたいことを教えてください!

僕が思う、その方の印象は「聖母マリア」です。
聞いてみたいことは、「どうしてそんなにみんなに優しくなれるんですか?」です!
よろしくお願いします!

インタビュー後記

「Surfer’s Interview」第5弾、いかがでしたか?

お読みいただいてわかる通り、とにかくボキャブラリーが豊富な松田さん。
仕事のお話から多彩な趣味のお話まで、終始引き込まれたインタビューでした。
松田さん、ありがとうございました!!

さて、第6弾は誰なのでしょうか!
私も松田さんと同じ印象を持っていたので、色々とお話を伺いたいと思います!

次回のSurfer’s Interviewもお楽しみに!

SHARE

RELATED SURFERS

pagetop